最近、テレビで大工の棟梁と見習いの弟子が繰り広げるお笑いのコントなんてなくなりましたね。
(いつの話やとつっこまれそうですが....)
木材にカンナをかけてる大工の様子や建築主がお茶なんか持ってきたりして。
昔は町に必ず、大工や塗装屋、畳屋や建具屋などがいてましたよね。
家を改築したり、新築したりなどのときは、何の迷いもなく町の大工のだれだれさんに頼んでたと思います。当然、お客と大工はお互いに顔を合わし、つきあいもあったりするのでしょう。
この頃の時代は欠陥住宅や手抜き工事なんてものは無かったんじゃないかと思います。
現在では建築主、施工者がお互いに面識がない状態の場合が多く、欠陥住宅の要因のひとつになっているのだと思います。
今回は、大工のお話です。
建築業界は古い慣習が今でもある業界です。ある意味、どんぶり勘定なところがたくさんあります。
大工も仕事を引き受けるときは、坪いくらで計算するんです。計算するというと聞こえがいいですが、正確に計算されているわけではありません。
作業に難しい内容などがある物件もあれば、家の大きさによる手間がかかる度合いなどさまざまです。大工の立場から見れば、利益が多くでる家もあれば、損をする家もあったりするという事です。
このような事は大工自身の損得の話ではないのです。
利益がでないような仕事をするという事は、少しでも損をしないようにするために人手をかけずにやったり、おおざっぱな仕事になったりします。このような事はあってはならないし、現場管理もしくは元請の施工業者がこのような状況にしてはいけないのです。
私は、大工職人で現在は自分で現場管理しています。職人は自分で技術を見極め採用しています。当然、坪いくらという金額で大工に仕事をまかしません。建物の仕様を考慮し、人がどれくらいかかるのかなどから、金額を算出し大工に依頼しています。
このような手法をとってから、大工職人も損をする状況におかれることなく、お互い良好な関係を維持できています。これは、建築主のかたにとっても大変良いことなんですよ。
当たり前の話なのですが......
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